気遣い
お盆は、実家の旭川に帰省していました。
今年は祖母の17回忌です。
法要にいらしたお坊さん、今年の3月に高野山での5年間の修行を終えたばかりの25歳!
法要が始まってすぐの合唱礼拝で私達親戚一同が目をつぶって拝んでいる時に、間違った方向でお供えしていたお膳の向きを、お経を唱えながらさりげなく直してくれた![]()
「供え方が間違っていますよ」と得意満面に上から見下して注意するわけでもなく、恥をかかせないよう、さりげなく向きを直してくれる気遣い! 若いのにこの心配りには感心しました。
お経を読み上げて下さったあとの説教でも、僧侶として何か立派なことを言わなければ!という力みも気負いもなく、「私はこの3月に高野山での修行を終えましてね、縁あって旭川のこちらのお寺に入らせて頂くことになったんですよ・・・・・」と、肩の力を抜いて等身大のお話をして下さいました。
お経もお話もとってもお上手!
聴けば、もともとはオホーツクの町のお寺が実家だそうですが、跡継ぎがいない旭川のお寺に養子に入ったんだとか。
誠実で気配りができて、若いのにしっかり者。 養子に望まれるのも納得です。 この若手住職さんが、このお寺で先祖を守って下さるのだと思うと、安心するのと同時に、お寺が身近に感じられるようになりました。(親戚一同の感想です
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「僧侶として立派なことを言わなければ、威厳を見せなければ・・」というように、<自分はこう見られたい>といった自分の側に立って相手と接するのではなく、相手の立場に立って人と接する姿勢。
心理カウンセリングにおいても、マナーにおいても、「相手の立場に立ってコミュニケーションをとる」ことはとても重要なことです。 アナウンサーの仕事の上でも、取材するにしても、ナレーションをするにしても、相手の気持ちを汲み取ったり、相手が何を望んでいるのかを考えたり、相手の立場に立ってコミュニケーションをとってこそ、そこに信頼関係が生まれて結果的に心の通い合った良い仕事に繋がります。
そのあるべき姿を、25歳の若手住職さんがさりげなく見せてくれたことに、小さな感動が起きたのでした。
